「innocent Eye’s」レビュー

皆様こんにちは。
今日は、ネット環境が十分使えないため、先に、innocent Eye’sのレビューをお届けします。
では、続きにて。

【製品名】innocent Eye’s
【メーカー】UNiSONSHIFT/株式会社ソフパル(http://www.softpal.co.jp/unisonshift/
【対応OS】Windows 95(OSR2以降)/98/2000(※編集後記参照)
【ディスクレス起動の可否】不可
【修正パッチ】一応あり。
【シナリオ概略】
クローン技術とESP研究の結果作り出された最高の実験体少女が恋をし、反乱を企てる。
何も知らされていない若き研究員である主人公は、同研究所の超心理学の研究者の娘「美琴」とともに様々なアイテムを駆使し、閉鎖空間内の罠や仕掛けを突破して取り残された少女の元へ向かうが…

すべての登場人物が二律背反的な表と裏の顔をもっている、深層心理探索AVG。
(パッケージ裏面より抜粋)

※発売より12年も経っており、もう中古品等で入手される方も少ないでしょうから、辛口の批評となります。さっ引いて考えていただけますと幸いです。そして、大変ネタバレしまくります。もう誰も買わないだろうという事が大前提ですが、よろしくお願いいたします。

【シナリオ】
≪全体の感想≫
まぁ、そのなんだ。端的に言えば説明不足。
いきなり超心理学がどうたらとか、エクテニックフォース(最初エステニックかと思っていて、この女頭大丈夫か!?と思ったら俺の目の方が大丈夫じゃなかったという)とか、何の説明もなしに出さないでほしいのです。2000年頃なら普通だったのか!?
あとね、突然軍が出てくるとか。( ゜Д゜)ポカーンだよ、冗談抜きに。

まぁあと、伏線張りっぱなしで、回収しきれなかったのが、主人公の悪夢の正体。幼い頃何かあったという経験の悪夢なんだろうという推察は出来るけど、それがなんなのか、そしてそれが紫音への異様な執着へと何故繋がるのか、そこは想像しろって投げるのはよくない。

パッケージ裏面には、全ての人がって書いてあるけど、由梨奈のどこに表と裏があったのか、抑も紫音に表裏なんか無かったやんとか、突っ込みどころは満載です。

あと、脳みその断面画像が表示される場面で、みんな被験者番号23って言ってるのに、CT画像には堂々と0032ってあるんですが。この辺すりあわせてください。

さらにいえば、科学の追究という美名の下、博士が自分が愛情を注いでいた美琴のクローンを作り出そうという狂気に関してはほぼノータッチってのもいただけない。

誤字脱字が少なかったのだけが評価できる。

≪個別ルートの感想≫
由梨奈ルートはまだいいだろう。救いのあるエンドで。私本当は愛されていたんだ的なエンディングで締めるのはいいけど、おまえの母親は本当に300万で娘売ってるんだろしかも教祖に祭り上げて金をせしめようとしたと、これのどこに愛情があったのか、理解しかねるところだが。

美琴ルート、これきついね。トラウマ残ったか。

紫音ルート(夢)、うーん、まぁこれがベスト、Trueに近いかなぁ。

紫音ルート(現)、いきなり軍が出てきやがった。紫音が人間らしい心を獲得しましたみたいなエンディングですか。多分、制作者的にはこっちがTrueなんだろうと思うんだよ。だけどね、それならそれでOP曲の方を合わせないとダメだろう。せっかく同じ人が作詞してるんだからさ。

正直なところ、個別ルートと言うより、個別エンドという方が正解。

≪評価≫
評価としては、これを定価(9240円)で買った人はあんまりにも残念だなぁ…とはいえます。

シナリオ:8/20(これはね、ちょっとね。)

【システム】
Windows 2000に近い、Windows XP SP3でやっていたんですが、どうもクラッシュ多発。メモリがwrittenになることができませんでした、というあの定番エラーはもちろん、ノーメッセージでクラッシュするまでよりどりみどりそろえております。

2000年代のゲームのシステムがちょっと分かりかねるので、何ともいえませんが、2年後に登場している月陽炎DVD EDITIONと比較すると、やはり相当貧弱な感じは否めません。
ちょっとこれは不味いと思った機能をあげると、
・ロード画面でセーブデータが無くてもクリッカブルな上、クリックすると「これはセーブデータではありません」と表示して強制タイトルバック(タイトルからのロードの場合)

・セーブをしたらいきなりセーブ画面が閉じるため、正常にセーブできているか分からない。

・CTRLキーでスキップできるって書いてあるけど、SkipしたらCD-DAの読み込みが追いつかないため、メモリがwrittenになることはできませんでしたエラーが出て強制終了される。

まぁ、セーブ・ロードなど標準的な機能はあるし、スキップもアプリケーション備え付けの機能を使えばなんとか動きます。
探索システムそのものは悪くないですね。かなり軽快です。ただし、探索の内容自体はあまりにも難解で、攻略チャートなしにはとてもじゃないが終わらないと思います。壁をハンマーで3回たたくとか、どこの誰が思いつくんだよ。

システム:10/20(一応標準機能はついてる)

【楽曲】
ボーカル曲「innocent Eye’s」(歌:Akira/作詞:高橋直樹/作曲:水月陵)
これはよい曲だと思います。
姫君=紫音、定めの人=主人公と思えば、かなりゲームシナリオの理解の助けになります。

BGMは7曲。流れない場面も割とありますが、だいたいあってる。
ただ、innocent Eye’sの二つのエンディングに流す曲は、innocent Eye’sだと思うんだよ。そこでなんで普通のBGM、しかも場面に合ってない方を流すんだろう?何のためにCD-DAのトラック1にinnocent Eye’sが入ってるのか、OP流すためだけなのかこの野郎と思ったりする。誠に勿体ない。

楽曲:15/20(そういうことで。)

【グラフィック】
藤原々々氏のグラフィックで、崩壊もなく、これだけはこのゲームを買ってよかったなぁと思える。

グラフィック:20/20(問題なし)

【声優陣】
やばいです。音質が悪いのをさっ引いて考えても、相当”上手でない”部類に入ります。まともに思えたのは美琴役ぐらいです。
本人の名誉のためにも、今回は声優リストは割愛。(ここ5年ぐらいでは見かけた事無い声優だから、声優業自体をやってないかもしれないが)

声優陣:6/20(美琴役は〇)

【総評】
59/100
お勧め度:C
うーん、どうせ中古でも入手難しいし、よっぽどの事無いならやらないことをおすすめします。

【編集後記】
・このゲームは、ウェブサイトで公式MADが提供されています。「P3_inno640_HI.mpg」というのがそれ。

・「innocent Eye’s」という曲が大好きで、アキバ旅行時に発見して、思わず買ってしまったんですが、買わずに、幻想の中の住人にとどめておいた方が幸せだったかもしれません。

・レビューを書き終わってから気づきましたが、由梨奈のシーンが二つほど足りません。もしこの二つをやって、何か評価に変更を加えるときは、追記します。

・わざわざ博士の遺体のグラフィックを出さなくてもいいと思うんだよね。

・パッケージ裏面には、動作環境のOS欄に「Windows 98/95(OSR2以上)/2000」と書いてあるんですが、その一方、「Windows(R) 95/98日本語版専用」との表記も。どっちが正しいのだろう。しかし、XPにおけるこのバグ多発っぷりを見ると、Windows 2000でもロクに動かない気がする。

・HDD消費容量は150MBほど。相当フットプリントが軽いです。

・フルボイスじゃないんですが、それはいいとして、ボイスがあるシーンと無いシーンの区別ってどこにあるんでしょうか。なんかよく分からん。

・他のレビューサイトみたら、「駄作」とか、果てにはシナリオ改善パッチなる物まで。残念ながら、今回はこれらの意見に賛同せざるを得ません。

・パッケージに書かれている、「Be my Slave of Love. I’ve been watching you everywhere from my world.」はかなり好きだ。(ただ、everywhereではなく、wherever you areだと思うんだが)

では。

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