「春季限定ポコ・ア・ポコ!」レビュー

皆様こんにちは。今日は「春季限定ポコ・ア・ポコ!」のレビューをお届けします。
では、続きにて。

【製品名】春季限定ポコ・ア・ポコ!
【メーカー】ALcotハニカム(http://www.h-comb.biz/
【対応OS】Windows XP/Vista/7(Windows 8 Developer Previewでも普通に動作)
【ディスクレス起動の可否】
【修正パッチ】Ver1.01リリース済。
【シナリオ】

主人公、野々宮 彼方は苦学生。
一年前失踪した両親の代わりに妹と自身の生活費を捻出するため、バイトに明け暮れる毎日を送っていた。
せっかく特待生として入った音楽学園でもロクに授業も受けず、部活にもまるで顔を出さない。

「音楽でメシは食えない。そんなヒマがあったらバイトしていた方がずっと有意義だ」

そうのたまうかつての天才少年を、周囲の人々はあきれつつも温かい目で見守っていた。

――しかし、平穏な日々は長くは続かない。
彼方は学園から特待生資格を剥奪すると言い渡される。
免除されていた授業料の全額返還を迫られ、窮地に立たされる彼方。
そんな中、学園理事の孫娘である先輩の多々良真奈(たたら・まな)の取り計らいで卒業式で音楽活動を再開させれば再び特待生に戻るチャンスが与えられることになる。

「彼方くん、伝説の学生カルテットを復活させるんや!」

まるで運命の女神が音楽をやめることを許さないかのような状況。
彼方は嘆息しつつも一年ぶりにチェロを手にする。

かつてのカルテットの仲間、マイペースな唯我独尊美少女、一 桜。
カルテットが解散した後も一人黙々と音楽を続けてきたブラコン妹、野々宮 藍。
彼方を敵視する絶対零度、スーパークールビューティ 悠木 夏海。
そして、才能はあるがやる気はまるでない主人公、野々宮 彼方。

ギクシャクを通り越してガタガタな人間関係の中、はたして彼方は音楽への情熱と失った友情(あと特待生の資格とか色々)を取り戻すことができるのだろうか?!

(以上パッケージ裏より抜粋)

※以下、本文においては敬称略。
【シナリオ】
ハニカム文庫第3弾でございますよ皆さん。
全体にコミカルなギャグやらネタやら散りばめられたいいシナリオ。
なんだか最後まで嬉し恥ずかしなシナリオだったなぁ・・・

ボリュームはミドルプライス帯ということもあってか、若干物足りない感じ。
特に夏海のルートが完了したときは「あれ?いつ夏海のルート終わったんだろう・・・」と正直に思いました。
言葉は悪いですが、「価格相応」という感じ。クオリティが高いので、十分フォローされている感じもあります。

ちなみにシーンは割とあります。いつものハニカムっぽいシナリオか。

最後に一言。
なんで多々良先輩が攻略できないんですかー!?

シナリオ:16/20(ミドルとはいえもう少し書いて欲しい気も。)

【システム】
ハニカム文庫としては初のワイド画面だったり、単なるバックログだけじゃなくて立ち絵なども含めて復元できるリターン機能など、新機軸が割といっぱい。
音声バックログボタンにカーソルを合わせると後ろの絵も元に戻るのも嬉しかったり。

ちなみに吉里吉里2(TVP(KIRIKIRI) 2 core / Scripting Platform for Win32)2.31です。
立ち絵もころころ動いたり、アニメーションはいってたり、割とこってますよって。

システム:20/20(標準的なポイントは押さえてるしよく分かってるね)

【楽曲】
OPは「Aliare」(葉月)、EDは「新しい調べ」(中山マミ)。BGM含め全曲Produced by Angel Noteです。
OPはいつも通りミドルプライスにはもったいないレベルの曲ですね。お気に入りかな。
BGMは18曲あり、場面場面に応じた適切な曲が使われています。大幅にずれることはなかったかな。

楽曲:18/20(EDがちょっと・・・)

【グラフィック】
原画は風見春樹・タコ焼き・武藤此史、SD原画はあおなまさお。「リアル妹がいる大泉くんのばあい」の原画チームですな。
ミドルプライスには勿体ないぐらいの品質でありまして、まぁいつも通りというか。ただ若干、夏海の正面からの図とピアノを弾いている絵ががおかしくなっている気も。

イベントCGは45枚(差分含まず)、SDは10枚(同)。標準的な部類でしょう。

グラフィック:18/20(説明したとおり)

【声優陣】
声優は以下の通り(敬称略)

悠木夏海(春花):北見六花
一桜:藤咲ウサ
野々宮藍:桐谷華
多々良真奈:理多
新山敦:南野風太

当たり外れの観点からいえば外れはいないかな。野々宮藍役の桐谷華の声の幅というか、こんなに低い声を出して・・・というか、この落差がすばらしい。
理多はいつも通りというか、ほめらじに来たときと一緒というか。歌声とは違うように思うんだよね。此も又いいのだけどね。

声優陣:20/20(花丸!)

【総評】
92/100
お勧め度:A+
話も短く、全体的に「おもしろい」よくできたストーリー。妹ゲーということで敬遠するきらいもあるかもしれないが、本質は「家族再生」ないしは「絆再生」という感じで、妹との恋愛にかかる背徳感的ないやらしさは薄い。
そういう意味でもいいのではないかと。「晴れ天」より点数が低いのはやっぱりストーリーが拍子抜けするほど短かったのが惜しい点だからかな。
というわけで、これまでハニカム文庫の作品をしたことのない人でもやってみるといいと思う。あんまりショックを受けることはないだろう。

≪小話≫
(1)
春ポコのドラマCD「春はあなたのすぐ側に!」をまだ買っていない人は今すぐ買うべし。併せて聞くとおもしろさ200%増し。

(2)
ゲーム中のカラオケのシーンで歌われている楽曲はいずれもALcotに関係する歌。
最初が「Clover Heart’s」主題歌「Clover Heart’s」、次が「リアル妹がいる大泉くんのばあい」主題歌「your little sister」、次が「キッキングホース★ラプソディ」主題歌「Summer Days Rhapsody」。
ちなみに音痴役の多々良先輩を演じている理多はRitaとしてALcotシトラス時代の「死神の接吻は別離の味」主題歌「Le baiser de l’ange -天使の口づけ-」を歌っています。なぜか劇中に出てこないけどね。

(3)
「兄エビ●ウ!なう!」のネタが分からなかった俺。数秒考えて「あの人か・・・」と思った。

(4)
一桜の「この支配から卒業したかった」はやっぱり「狂った教頭 No.2 この支配からの卒業」(蛇ノ道ハ蛇ソフト)が元ネタなんだろうか。
見た瞬間にそれが思いつく俺も俺だと思いますが。

(5)
「晴れときどきお天気雨」と本作はある意味で対照的な作品でして。
方やフルプライスの盤石コンビ、当然ヒロイン多数、方やミドル帯、ヒロインは3人。
それ以上に、晴れ天の妹、「春日井なずな」と、本作の妹、「野々宮藍」とはきわめて対照的というか。
晴れ天の妹がどちらかといえば実妹であるが故の背徳感、それが故の周囲との軋轢を描いていたのに対し、本作は既述のように、妹二号(名前忘れた・・・)を介して、父性を回復させる、父性を再認識させることによる家族再生が根底に見え隠れします。それ故、本作はきわめて「妹ゲー」としての実感が薄い仕上がりに。(単なる賑やかし要因化していた)

しかし一方で、このシナリオは藍が妹でなければ成立し得ないというか。藍だからこそという感じですね。

(6)
北見六花の声が五行なずなの声に酷似してるとかしてないとか・・・

では最後に。

せーしゅんしようぜ!

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