「プリンセスうぃっちぃず」 Review.

こんばんは、管理人です。
今日は「プリンセスうぃっちぃず Excellent」のレビューをお届け致します。では、続きにて。

【製品名】
プリンセスうぃっちぃず Excellent
【メーカー】
ぱじゃまソフト(http://www.pajamas.ne.jp
【対応OS】
Windows 98/Me/2000/XP日本語版(Windows 7 x64 SP1でもプロテクトの誤動作さえ回避できれば動作可。余談の所をご覧下さい)
【ディスクレス起動の可否】
初回必須。二回目以降不要
【修正パッチ】
Excellentに対しては無し。
【シナリオ概観】

主人公・御堂真樹は、世界を救うようなヒーロー憧れる、夢見がちでちょっとスケベな学生。そんな彼の前に、学園の女子ばかりが、何者かに襲われるという事件が起きる。「俺の出番だ!」と使命感に燃える真樹。「事件を解決すれば、女の子にモテモテ」という下心もあったり。

真樹は宝物の日本刀を手に取り、調査へ向かう。そこで目にしたのは巨大なドラゴンと戦う一人の美少女、クルル。クルルは魔法を使い、鮮やかにドラゴンを一蹴。その姿に運命の出会いを感じた真樹は、クルルに生涯で1000回目の告白。勢いでハプニング的なキスをしてしまい、なぜかその魔力を奪ってしまう。魔法の使えなくなったクルルだったが、魔力を得た真樹と、二人三脚でなんとかドラゴンを倒す事に成功する。

魔物と戦う力を失ってしまったクルルに対し真樹は、対魔物組織「魔女っ娘委員会」を、学園内に設立する事を提案。魔女っ娘ヒロインを集め、共に未知なる魔物と戦う、華やかでドキドキワクワクの冒険活劇が幕を開けたのだった。

(以上、Getchu.comの「プリンセスうぃっちぃず 初回限定版」商品紹介ページより引用)

※以下、文中においては敬称略。

【シナリオ】
正義編、真実編、英雄編、かれん・おまけシナリオ、かれん・はじめてのおつかい(Excellentのみ)の5つで構成されています。

◆正義編~英雄編
正義編から英雄編までは一続きの物語です。一応ループしていることになっていると英雄編で明かされます。
ただまぁ、正義編と真実編では過程は異なれど結果は同じという意味で、正義編と真実編が完全に対置されているわけではないことが名称からも解るかと思います。

さて、正義編・真実編各前半、英雄編全編はそれ程苦労なく、寧ろユーモアのセンスの高い文章を読み進める、典型的なエロゲですが、「Refrain」が流れて以降、即ち正義編・真実編の各後半のえぐさは半端じゃないです。直接的・視覚的な表現がないのが唯一の救いで、文章を読んでまともに想像をすると吐き気を催します。あとはまぁ…、システムが表情差分をきちんと出してくれるので、主人公の心情読み取り能力の欠如というか、ある種の愚鈍さが鼻につくのが頂けないかと。
また、正義編の前半部のエロシーンは、理不尽と申しましょうか、そこに至る理由がすっぽり欠落しているようにも見え、降ってわいたようなエロシーンが多いのもマイナス評価の対象でしょうか。
英雄編に関してはエロゲの中でもハイレベルな部類に相当すると思います。

全体を通してみれば、プリズム・アークのような恐るべき強引さもなく、これだけ大きな話を破綻することなく丁寧に纏められている、そのことは十分に評価されてしかるべきかと思います。正義と邪悪、両方に偏ることなく、メソテース(中庸)を選ぶ選択肢は、ある種正しい選択肢だと思います(…が、何か足りない気も…)。

◆かれん・おまけシナリオ
Hシーンの補充だけです。別に何もありません。

◆かれん・はじめてのおつかい
Excellent追加要素。かれんの水着姿だけです。+Hシーンだけ。ネタバレ要素はない…かな?
朝起こしに来てくれるかれんが可愛いってだけです。

◇ちょっとだけ補足…林檎エンド
正義編の分岐の一つに、林檎エンド(半バンドエンド)がありますので、ちょっとだけ補足。
言うまでも無くHシーンの補充以上の事は無いんですが、唯一完全に魔女界と無関係なエンドで、ちょこっと好きです。
まぁ、半バッドエンドとしたのは、話の本筋から逸れて、林檎と結ばれて終わり…という話ですんでね。このゲームでは珍しい、普通の女の子の葛藤が垣間見えるのが良かったです。

◇お気に入りのシーンとか。
笑ったのは学園祭のところでリリアン先生が初っぱなから”あたり”を引いたところ。最初は何を言ってるんだ?と訝しんだのですが、2回目にもなると笑えてきますね。
若干ひいたのはやっぱり正義編の最後。
後は記憶に残ってるところはあんまり無いような(おいおい)。

シナリオ:15/20(詳細は各講評を見よ)

【システム】
システムについては、プログラム本体と、魔女っ娘バトルのシステムの二つに分けて評価します(配分は均等に10点ずつ)。

・プログラム本体 8/10
いつも通りのぱじゃまソフトのプログラム(PJADV And ExtraGame)です。毎度毎度の指摘ですが、右クリックからのレスポンスが妙に遅いのが気にかかります。それ以外は標準的要請を満たしているかと思います。既読スキップもあります(今から見ると標準的な機能だけど5年前の製品なんだよな…)。
セーブスロットの数は全部で72。多すぎるぐらいです。
また、後のプリズム・アークなどでも採用された「アバンタイトル」があります(プリズム・アークより動きがある分、むしろ豪華な部類なのかもしれない)。

・魔女っ娘バトル 9/10
本システムは後の「ティンクル☆くるせいだーす」、「プリズム☆ま~じカル」のベースとなっただけのことはあり、システム全体が(これらと比較するとまだ)わかりやすくなっています。ただ、チュートリアル・ヘルプをみないとこんがらがってくること必至です(何故かReadmeにも記述がないので)。
バトル自体は(攻略サイトを一切見ずにやろうと思えば)上手く読むことだけが大事となってくるような(2回目以降は既知のパターンを完全にトレースするだけなので)。結果的に悪い方向に流れ出すと止まらないのがちょっとなぁ…と思いました(寧ろ、うまくいっていればずっと上手くいくとも言えるんだけどもね)。
問題は評価システムで、チュートリアルで読み間違いは仕方ないよみたいなフォローがあるのに読み間違いを一回するだけでえらい減点されるのはどうなのよ…。私は攻略サイトを当てにせず、当て勘(と数学的思考法)でこなしていきましたが、途中から「がんばりましょう」以上の評価を見た記憶が無いですww

とシナリオが終わった直後は思っていたのですが、フリーバトルで頑張ってみると意外とルールがすっぽり抜けていたことに気付きました。でも、評価は高めなのでこのままいかせて下さい。

システム:17/20(詳細は各講評を見よ)

【楽曲】
ボーカル曲はAngel Noteの「I’ll try my best!!」とElements Garden(作曲:上松範康、編曲:菊田大介)の「Refrain」の二曲(「I’ll try my best!!」はOP/ED両方を兼ねる)。
「Refrain」のすばらしさに惹かれて本作を購入したワケですが、安心のクオリティですばらしい曲です(まぁ、シナリオ欄で述べたように、ある種悲しい歌ではあるんですが)。
「I’ll try my best!!」も最初はどうかな…と思った曲ですが、シナリオが全部終わった後でエンディングとして聞いてみると、悪くない曲かと思います。

私としては、「曲買ったら、ゲームがついてきた」状態なのは毎度の事なので、突っ込んではいけませんよ?

BGMは「アメディオ」の手によるものですね。OSTのコメントにご本人のお気に入りとして委員長関連のBGMが挙げられていますが、まったく同意です。

楽曲:20/20(Refrainだけではない。)

【グラフィック】
原画は「ティンクル☆くるせいだーす」でも原画をなさっていた「かんなぎれい」。
ただ、この頃(「パティシエなにゃんこ」含む)の絵はかなり難ありと言わざるを得ないかと思います。3年間で凄い勢いで良くなっているワケです。
特にクルルが安定してないのが痛い…。どういってもメインですからねー。オープニングの時点でかなり危ないのが解って頂けるかと思います。

グラフィック:8/20(メインヒロインだけはお願いだから…。)

【声優陣】
声優陣は以下の通り。(ウェブサイトに記載のあるものに限る)

クルシェンヌ・ルーセル、及びミケ:大波こなみ
委員長、及びハムチュウ:手塚まき
雀宮林檎、及びキチえもん:朝宮咲
雀宮一恋:友里杏
春日かれん、及びベルナルド:北都南
リリアン・チロル、及びチョコリーエル:友里杏
シンシア・ルーセル:杉沢結花
メイヴィス・ウィンスレット:三咲里奈
セシリア・ミューズリー:木村あやか
天王寺・中津先生:左大臣
江坂則男:木島宇多

ここもアレで、クルルが若干…。音が飛んでるとまでは言いませんが、何だかなぁという感じではあります。高音すぎるというか。キンキン響くというか。
後は中津先生…。サブキャラですけど、何というか、うーん、シリアスなシーンで聞いたときにで抜けてるなぁという印象があったのもまた事実。
個人的には、北都南の声で「アホ過ぎる…」とかツボでしたね。「…眠すぎる…」も良かった(それにしても北都南の声なんて聞いたの、いつぶりだろう…?’09年にプレイした「この青空に約束を―」以来か)。

そうそう。パティシエなにゃんこのPS2版からの追加キャラの「雀宮一恋」ですが、一応「友里杏」でクレジットされているので、そのまま行きたいと思います(PS2版では「こやまきみこ」名義担っている為の注釈)。

声優陣:10/20(もう少し別の選択肢があったのではないか)

【総評】
70/100
お勧め度:B+
立ち絵が崩れるのさえ耐えられれば。イベント絵は普通に安定してるので…(それでも怪しいのは怪しいですけどねー)。
後は、正義編・真実編のエグさに耐えられる自信があるなら。あそこだけはI’ll try my best!!や名前とは正反対も良いところですから。
以上二点さえクリアできるのであれば、かなりハイレベルな作品として推薦します。断言します、おもしろいです。

【余談】
(1)
久々にキャラの好き嫌いがハッキリ分かれてしまった作品でした。
林檎≧かれん=委員長>クルルという感じで、どうもクルルは肌に合いませんでした(笑)。

(2)
学園の男性サブキャラって全員大阪府下の地名(もしくは大阪市営地下鉄御堂筋線の駅名?)ですよねー。
中津、天王寺、江坂って…。
イノッチとかいうのもいたけど、本名何だったんだろう(何故か記録を残していない…)。

(3)
ペンギンのかわいさは半端ない。中身が裸の大将みたいでも、可愛い。と言ったら変態扱いされた。

(4)
ニコ動にある「歌がいいとされるエロゲ OP/ED/挿入歌 50曲 POVスコア順」という動画によると、本作は46位だとか。
ちなみに、プリズム・アークが第52位、パティシエなにゃんこが第58位となっています。当時のぱじゃまソフトの中では最高評価だったと言うことなんでしょうね。
僕も好きですけどね。

(5)
タイトルバックは朝(昼も兼用?)・夕方・夜の3(ないし4)パターン在るみたいですね。まぁほとんど夜のタイトルバックしか見なかったですけど。

(6)
上の動作環境欄では説明できなかった、いろいろなことについて説明しておきます。

最初に、デフォルトのインストール先ディレクトリであるC:\Program Files\Pajamas\pw_excel(x64の場合はProgram FilesはProgram Files (x86)と読み替える)は変更しておくことをお勧めします。もちろん、ACL(アクセス制御リスト、Access Control List)をいじったり、常に管理者権限で起動させるのであれば、変更の必要は無いですが、セキュリティ上微妙ですし、変な互換性問題に巻き込まれる可能性を極力回避する意味でも、C:\pajamas\pw_excelなどにインストールすることをお薦めします。

次に、Windows 7 x64 SP1/Windows 7 x86 SP1いずれでもプロテクトが誤爆しますので、プロテクト誤動作回避システムを使います。ただし、ぱじゃまソフトのサポートページ(http://www.pajamas.ne.jp/support/index.html)ではリンクを探しにくいので、ページ内検索(IE/FirefoxならCTRLキーを押しながらF)で「プリンセスうぃっちぃず」と入力してアクセスすると良いでしょう。
後は指示に従ってComap.datをダウンロードします。このComap.datは出来れば後生大事に取っておきましょう。誤動作回避システムの利用可能な上限があるようなので、なくしたりすると面倒ですし。同様の理由で、現在システムの安定性が微妙なマシンでの認証は回避することをお勧めします。

さらに、comap.datをprich_ex.exeと同じフォルダに配置します(既にあるcomap.datは上書きして下さい。なお、Excellent以外では違うと思うので、申し訳ありませんが適宜読み替えて下さい)。

最後に一度管理者権限で起動させればOKです(この処理はいらなかったかも…)。互換性設定は弄らなくて可。

一応テスト環境の情報:
OS:  Windows 7 Enterprise x64, SP1, 日本語版
CPU:  Intel Core i7 2720QM
GPU:  Intel HD Graphics 3000/NVIDIA GeForce 540M GT(NVIDIA Optimusテクノロジー有効下で検証)
Chip: Intel HM67 Express Chipset Family
HDD:  Hitachi HTS545050B9A300(C:\…160GB, D:\…160GB, E:\…160GB)
Mem:  8192MB(DDR3 1333)
Snd:  Creative SoundBlaster X-Fi Go!/Realtek HD Audio

なお、ぱじゃまソフトのAlpha-ROM採用作品でWindows Vista以降に対応しているもの(例:「ピアノの森の満開の下」)については、x64で同様に誤爆しますが、x86では正常に認識します(また、デュアルブートをしているなら、x86で認証後、x64で認証なく起動させることも出来ます)。

(7)
とここまで書いて若干気になることが無かったわけでは無いので書き足しておきますが、私の環境では、再現性こそ在りませんでしたが、突然終了したことがありました。
信頼性モニターの情報が正しいとすると、user32.dllでアクセス違反が起こっていたみたいです。(まぁ、私の環境は非公開パッチ=LDR=QFEが適用されていて皆さんのとは違うかもしれませんが)

(8)
フリーバトルで点数を上げてみようと、7月7日に起動してみたら、短冊に願い事を書くショートストーリーが。
というわけで、ちょっと日付を弄って調べてみた。

1月1日…正月イベント。各キャラごとにあります。委員長・かれん・一恋&リリアン(吹っ飛びCGなし)・林檎・クルルの5パターンかな。
2月14日…みんな大好きSt.Valentine’s Day。リリアン(黒)・かれん・クルル・委員長・林檎の5パターンかな。
3月3日…特になし。
3月14日…ホワイトデーイベント。委員長・リリアン(黒)・林檎・クルルの5パターンかな。リリアンへの送り先はPAJAMAS SOFT。
4月1日…特になし。
5月5日…特になし。
7月7日…七夕イベント。全員集合で登場します。
10月31日…特になし。
12月24日…クリスマスイベント。各キャラごとにあります。クルル・林檎・委員長の3人分のようです。
12月31日…特になし。

漏れてるよ!っていうのがあったら教えて下さいね。しかしセーブデータの日付が狂っちゃったorz

(9)
参考までに管理人のハイスコア一覧をつけておきました。ここからどうぞ。
一応美少女ゲーム以外は殆どしない人間のスコアですので、あくまで参考程度に。
あとExcelで数分でつくったので、適当さが酷いです。
※リンク先は別サイトであり、「インフォ・セントラル」管理人は当該ページのみ管理・運用しております。

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