月陽炎。

【製品名】月陽炎 DVD EDITION
【メーカー】すたじおみりす(解散)
【対応OS】Windows 98/Me/2000/XP(当方にて、Windows 7 Enterprise 32bit版、日本語版での動作を確認済み。但しインストール先をデフォルトから変更済み)
【ディスクレス起動の可否】
【修正パッチ】当該製品にはなし。(CD版にはあり)
【シナリオ】
時代は大正。 昭和が訪れようかというその末期、これから発展しようかという地方都市に古くからある神社にて物語は始まる。

帝都に住む神主の息子である嘉神悠志郎(かがみゆうしろう)は、父の後を継ぐべく神職の資格を取ろうと修練中、 遠縁の有馬神社の者から実地試験がてらに手伝いに来て欲しいと いう要望を受けた。聞けば宮司を務める有馬一哉は体調を崩し業務が滞っており、秋祭りも近い事で是非人手が欲しいと言うことであった。

境内へ赴いた彼は4人の少女と出逢う事になる。

人を極端に恐れるも、外の世界へのあこがれを隠せない孤独な巫女、柚鈴(ゆず)。

勝ち気でおてんばな反面、貧血持ちで時折陰を見せる少女、美月(みづき)。

冷静で無表情ながらも時々優しげな笑みを見せる黒髪美人の巫女、鈴香(すずか)。

良家のお嬢様でミステリー好きな探偵志望の少女、双葉(ふたば)。

宮司の美しくも可愛らしい妻、葉桐(はぎり)。

最初は上手く噛み合わなかったものの、共に時を過ごすうちにお互いの良さが見え始め、悠志郎はやがて一人の女性と想い合う様になってゆく。

そんな中、境内の近くでおこる猟奇殺人事件。物騒だと周囲がざわめく中、境内の面々の中に暗い影が落ち始める。少女たちの抱える謎と共に、悠志郎もまたこの地に招かれた本当の理由を知ることになるのだった。
(はてなキーワードより抜粋)

【シナリオ】
メインの二人、有馬柚鈴・有馬美月のシナリオについては、何回も繰り返し(異なる)エンディングをみることにより、一歩ずつ、真相に近づいていく形になります。まぁたとえるなら螺旋かな?

それ以外の有馬葉桐・有馬鈴香・幸野双葉についてはエンディングは各一回。但し、鈴香編以外ははっきり言って蛇足(鈴香編も蛇足に片足を突っ込んでいる感はありますが)。双葉編に至っては、それはないだろ…というオチです。というか、クレナイノツキの沙生エンドみたいだね…。

シナリオ:11/20(まぁ要らないようなシナリオをつけたのは減点せざるを得ないかなぁ…)

【システム】
時代相応という感じですかね。
一通りの機能はあります。ただし、セーブデータのスロットが少ないのはちょっと…。

システム:19/20(上述の通り)

【楽曲】
なんと全部で35曲(「予感」は5曲として数えています)。この時代にしては、かなりの数なのではないでしょうか(同じ制作スタッフのフルプライス作品であるクレナイノツキより多いですよ…)。

OP曲(というより主題歌というべきか)はKIRIKOさんの歌う「月陽炎」。リリース時より、エロゲー界における名曲の一つとして数えられています。
ED曲は、柚鈴編が「銀恋歌」、美月編が「蒼月花」、鈴香編が「千秋恋歌」、双葉編が「あなたにcheck it!~恋のまなざし~」(一曲だけ変なのが混じってるとかいわないで…)となっています。個人的には蒼月花がおすすめ。

楽曲:17/20(一部BGMは”ずれている”感が否めないので…)

【グラフィック】
原画家はマニュアル等には記載がありませんが、仁村有志氏のものです。
丸っこい、癖の強い独特な絵柄ですが、柔らかく、絵の崩れもありません。

グラフィック:20/20(上述の通り)

【声優陣】
声優は以下の通り。

有馬柚鈴…乃田あす実
有馬美月…青山ゆかり
有馬鈴香…ダイナマイト☆亜美
有馬葉桐…関和美
幸野双葉…春野日和
有馬一哉…飛鳥井豊
真…鷹橋一

ねこねこソフトの「ぐらタン」の確変デモを見てもらうとわかるんですが、美月の声で「この変態!目でピーナッツ噛んで死ね!」ははまり役すぎて笑いが…(似たようなことを作中でも叫んでますしねぇ…。さすがにピーナッツ噛んで死ねではないですけど…舞台が大正なんで)。

忘れないように補足。外れ役はなし。

声優陣:20/20(上述の通り)

【総評】
87/100
お勧め度:A+
強大な忍耐力が要求されます。特にメイン二人。なんせ、エンディングは劇的に異なるのに、そこへ至る道筋は(一見)似通っているため、「またかよ…」となってしまうんですよね。ただし、古き良き時代の一作として、是非とも一回プレイされることをおすすめいたします。
もう新品はないんじゃないかと思いますが、DVD EDITIONなら中古美品で2千円前後ですから、買えないことはないと思います。

※文中一部敬称略。

チラ裏:
「夏めろ」買いました。Acacia 3800シリーズとかいうので、先日リリースされたばかりです。多忙につきまだ開封すらしてないので、暇を見つけながら、久々の「しろ」氏の柔らかい画風を楽しむことにします。
ただ、同時並行でやっているのが、「アイコン~ICON~」という、ある意味真逆な製品なので、とっても不安ではあるんですけどね。とりあえずはVESTIGE―刃に残るは君の面影―までのつなぎということで…。

Postscript.
「夏めろ」、個別ルートに入ると途端にSMに変化するって大丈夫なのかこれ…。正直「しろ」氏の画風でエロがあること自体が驚きなんですけどね。だってどうみてもロリコンホイホイだろこれは…。
「しろ」氏が原画を担当されたゲームは、「シンフォニック=レイン」に続き、二作目になるわけですが、シンフォニック=レインと異なり、輪郭のはっきりとしているいわゆる「背景」にこの絵がマッチするのか、それ自体が不安要素です…。
「シンフォニック=レイン」のときは、シナリオに絵がそぐわなかったのですが(意図していたとするなら流石としかいいようがない)、故岡崎律子さんの音楽とフォーニのシナリオがすべてを洗い流してくれますので、鬱ゲーと毛嫌いせず、是非プレイを…。

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